卒業生たちのインタビュー——立教GLPを履修し、社会で活躍する卒業生の声

須藤 健介さん × 江口 晶さん

2025/05/30

リーダーシップ教育

OVERVIEW

グローバル?リーダーシップ?プログラム(立教GLP)は全学部生を対象とした、グローバルに活躍するために英語と同等に重要なリーダーシップをスキルとして身につける立教独自のリーダーシップ開発プログラムです。さまざまな学部?学年の学生が参加し、企業や団体の提示するプロジェクト課題に少人数のグループワーク形式で取り組みます。ここでは立教GLPを履修して社会で活躍する卒業生の声をご紹介します。

立教GLPで伸ばす、自分とチームの成長

須藤 健介さん
文学部?教育学科 2021年3月卒業
現在の業界 教育

立教GLPを通じて私が学んだのは、自分を成長させるだけでなく、周りの人と協力しながらチーム全体を支える方法でした。在学中は受講生として学ぶだけでなく、GL201のSAとしても活動し、受講生一人ひとりの個性を引き出して活かすリーダーシップを身につけました。特に研修で学んだコーチングの理論は、悩む仲間をサポートしたり、チームを一つにまとめたりする際に立教GLP内外で大いに役立ちました。

たとえば、私は体育会の部活にも所属していましたが、当時チームがバラバラになりかけており、部員をまとめる必要がありました。そこで、これまで学んだコーチング理論や組織運営を取り入れてチーム運営に活かしてみました。その結果、自然と結束力が生まれ、チームがいい方向へと進んでいきました。この経験を通じて、立教GLPでの学びは、机上の学びではなく、「生きたリーダーシップ」であると強く実感しました。

卒業後は大学職員として国際系部署で外国人留学生のサポートや海外留学に関わる業務に携わっています。外国人留学生とのイベントや海外の大学とのプロジェクトを進めることも多く、意見の違いに直面することも少なくありません。その際には、立教GLPで学んだ「多様性を活かすリーダーシップ」を実践し、各々の意見を整理しながら、それぞれの良い点を取り入れ、一つの方向性に導けるよう努めています。

実際の業務を通じ、多様な考え方や価値観を調整しながら成果を生むリーダーシップの大切さを実感する場面は非常に多いです。私自身は留学経験がありませんが、立教GLPの経験のおかげで、文化や背景が異なる人々ともスムーズに協働できています。

立教GLPでの経験は、自分自身の成長だけでなく、周りの人とともに新たな可能性を広げていける貴重なものです。これから受講するみなさんも、ぜひ楽しみながら挑戦してみてください!

営業の基礎となる自己理解と他者理解

江口 晶さん
観光学部?観光学科 2018年3月卒業
現在の業界 旅行

在学時GL101とGL201を受講しました。いずれもPBLのある科目だったので、授業では企業からの課題にチームで取り組み、目標設定やターゲット分析しながら、自分がどのようにチームに貢献できるかを学びました。こうした経験は、現在の業務にも大いに役立っています。特に、課題を深掘りし、解決策を提案する力や、多様な考えを尊重して協力する姿勢は、今の私にとって欠かせないスキルとなっています。

現在は旅行会社で法人営業を担当しており、旅行に限らず企業の課題解決や取引先とのつながり強化等に携わっています。コロナの影響で旅行需要が大きく減少し、仕事を続けるべきか悩んだ時期もありましたが、そんなときも立教GLPで学んだ力が役立ちました。取引先企業や担当者の課題を探り、旅行以外の方法からも取引先の可能性を生み出す楽しさに気づき、前向きに仕事に取り組むことができています。

思い返すと、立教GLPで受けたフィードバックから多くを学びました。フィードバックにはポジティブなものもあれば、時に自分の足りない部分などを指摘されることもありました。普段の友人関係では言いにくい、自分の欠点を指摘されたときは少し落ち込みましたが、本音を伝え合う場はとても貴重で、相手の意見を素直に受け止める(傾聴する)姿勢が身についたと感じています。チームメンバーと対話を重ねることで短期間でも本音を言い合える信頼関係を築けたことが大きな財産となりました。大学生活では気の合う友人と楽しく過ごす時間も大切ですが、それだけではもったいないと思います。立教GLPを通じて新しい仲間との出会いや貴重な経験を積み、社会での活躍につながる学びを得られるよう応援しています!
※本記事は2025年度立教GLPのパンフレットをもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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